こぐま座の裏側

バーテンダー2人が自分の北極星を見つけるお話。

ラフロイグ蒸留所('17)③

蒸溜の建物からウェアハウスへ

 

 

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蒸溜の過程からウェアハウスへ

雨の中急ぐ。

(相変わらずの日本人アピール)

 

ウェアハウスは樽の寝床。

本格的な寝床は

入口の林の手前にずらりとあった。

 

ハンドフィルとは、

自分の手で樽から瓶詰めをさせて頂ける

というファン大興奮の作業。

 

(転じて、日本だとハンドフィルというと

蒸溜所限定という意味としても

使われている気がする。)

 

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遂にウェアハウス。

 

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蓋にはサントリーの文字。

もしかしていつかこの樽も瓶詰めされて

日本に来るかもしれない、と思うと

公開前の映画をチラ見してしまった気分。

 

樽の説明を受ける。

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基本ラフロイグはバーボン樽で

熟成される。

 

バーボン樽は内側を焦がして作られる。

写真のような焦げ方なのだと知る。

 

遂にハンドフィル

 

 

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ウェアハウスからハンドフィル用に

用意してくださった樽様たち。

 

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今回はこの3種類。

 

①バーボン樽で8年、

クォーターカスク※で4年追熟。

2005年蒸溜、度数:55。

 

②バーボン樽のみで

11年寝かされたもの。

2006年蒸溜、度数:58.4。

 

③バーボン樽で5年、

ペドロヒメネス※の

ホグスヘッド樽※で7年追熟。

2005年蒸溜、度数:54.8。

 

※クォーターカスク

その名の通り4分の1サイズの樽。

樽が小さいと液が樽に触れやすくなり

熟成が大きい樽より早い。

 

※ペドロ・ヒメネス

シェリーの一種。

所謂マッカランなどシェリー香のあるウイスキーは、基本的にはオロロソというどっしりドライなタイプのシェリーを使用するのだが、

こちらは蜜のように甘いシェリー。

最近スモーキータイプのウイスキー

この樽を合わせるのが流行っている気がする。

 

※ホグスヘッド

豚の頭という意味の樽。

基本的には輸送のコスト削減や、小さいバーボン樽を大きくする為に米国でバラしてから英国に持ってきて組み直すスタイル。

つまりバーボン樽より大きい樽。

シェリー樽の中では小さい方。

スコッチやアイリッシュウイスキー

このサイズで寝かされていることも多い。

 

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やってます。ハンドフィル。

 

まずは樽に銅製?の筒を差して

下まで届いたら指で筒の穴を塞ぎ

取り出してビーカーに移す。

 

楽しい(^^)

 

味見を最初にさせて頂き、

ひとつ気に入ったものだけ手詰めする。

 

こういう時に2人だと嬉しい。

2種類ゲットできる。

 

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ビーカーから漏斗を使って瓶詰め。

みちみちまで入れる。満足。

 

勿体なくて暫くは自宅の蔵の中。

 

ラベルを手書きして、

ひとりひとりグラスとセットで

箱詰めしてくれる。

 

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蒸溜所巡り初日でかなり幅のある

荷物をゲットしてしまった。

 

因みにグラスには行った年数も。

 

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関係ないが、

ラフロイグタータンチェック

やはり可愛い。

マフラーを買ってしまった。←

 

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この日に来たよ

という記載をノートにさせて頂き

 

次はファンとしての仕事、

国旗を敷地内に立てるの巻。