こぐま座の裏側

バーテンダー2人が自分の北極星を見つけるお話。

アイラ研修一日目④

アイラ島 感動の第一歩

 

f:id:bar-polaris:20171002204826j:image

 

 小さな待合室で待っていると

時間になっても呑気な調子の係たち。

 

そして雑な感じで飛行機へ誘われる。

 

小さい飛行機。

紅の豚を思い出す。

 

なかなか急な階段で飛行機へ乗り込む。

 

国内で能登空港へ向かった時は

もう少し大きい飛行機だったが。

(その時、渡辺満〇奈も同乗していた

のは蛇足である。)

 

その能登への飛行も

なかなかダイレクトな振動だったので

ハラハラしながら飛行。

ドア、ロックとかしないのか。

 

1時間も立たずに

ジュラ島を越えてついに憧れの地

アイラ島

ガタンッ!!

と荒々しく着陸した。

 

 f:id:bar-polaris:20171002204137j:image

 

小さな小さな空港から出て

外に出ると

冷たい風と少しの雨、

あとは農場の香りが漂った。

 

夕暮れ時。

 

フェリーだと

夜8時に着く予定だったので

この美しい空を見られたことで

既に結果オーライだなと感じられた。

 

さて。

 

1人ひとつずつのスーツケースと

長い何も無い道。

 f:id:bar-polaris:20171002175412j:image

 

Googleマップを開くと

道は一本道ということが分かる。

f:id:bar-polaris:20171002200916j:image

(グレネッジデールからポートエレン。

今考えると

10時間飛行×2+1時間飛行の後なので

歩いたら辛かったと思う)

 

 

「のんびり歩いていこう」

とキャプテン。

 

それもいい

と思い、ゆっくり歩き始める。

 

序章は素晴らしい出逢いから

 

 

すると

 

後ろから車が。

道の端に寄り、抜かしやすいように

さらにゆっくり歩く。

 

なかなか抜かしてくれない。

 

なんだか

こわい。

 

そう思っていると

その車がゆっくりゆっくり抜かして

私達の行く手を阻むようにして停車。

 

何だ?

と思って出てきた男性の話を聞くと

送ってくれるというのだ。

 

この瞬間に

 

異国に来たのだな。

 

とようやく実感が湧いてくる。

 

めちゃくちゃありがとうの気持ちを伝え

乗せてもらうことに。

後ろにはコリー?犬が乗っていた。

 

彼の寝床にスーツケースを

お邪魔させて頂く。

 

話によると牧羊犬(Sheep dog)だそう。

He is a genius.と言ってみた。

 

ポートエレンにあっという間で着き

「ここが港だ」

と綺麗な景色を見せてくれたり

自転車で蒸留所回るつもりと伝えると

「ここが自転車を借りるところだ…

休みらしい。歩きの旅もいいぞ」

とアドバイスしてくれたり

 

 

そのうちに

「近くの蒸溜所見せてやる!」

と言い出す。

enough と断ったが

 

ラフロイグ

f:id:bar-polaris:20171002201603j:image

(↑翌日改めて行って気付いたが

一般車両は立ち入り禁止の場所だった)

 

ラガヴーリン

f:id:bar-polaris:20171002175056j:image

(車の中からでこの綺麗さ)

 

アードベッグ

 f:id:bar-polaris:20171002201932j:image

(ラガヴーリンからここへ向かう途中

丘を越えた瞬間が一番好きな景色だ!

3、2、1…どうだ!

と盛り上がりながら運転をしていた)

 

因みに今回案内をしてくれた

この方

f:id:bar-polaris:20171002202211j:image

 

トリップアドバイザーというアプリで

アイラ島のレストランランキング第2位

アイラホテルのオーナー様でした

 

(°д°)

 

宿に着いた時、

「この人この島の有名人だよ」

と宿主に言われた。

 

運転中も

仕事は?と聞くと

ホテルのオーナーなんだ

ということは言っていたけれど

 

素晴らしい御縁に感謝。

 

この日は疲れ果て

一応アイラホテルに顔を出して

満席だったので

コープ(現地のコンビニ)で買った食事で

眠りにつきました。

 

アイラ研修一日目③

グラスゴーの晴れの下

 

 

f:id:bar-polaris:20170928042144j:image

 

とにかく
絶望と焦りの中、

 

グラスゴーに泊まるか
なんとかしてアイラに行くか

 

の2択になった。

 

そこでキャプテンが一言。
「飛行機で行こう。」

と男らしく提案。

 

公衆電話で空港にかけようとするも
何故か使えない。

キャプテンは
「とにかく空港に行ってみよう」

と先導してくれた。

 

再びグラスゴーへ戻る。
今度はバス。
かなりの本数があるようだ。

 

どうか飛行機のチケットが
取れますようにと
祈りながら向かう。

 

グラスゴー
お構い無しに荘厳で立派な街だった。

 

 

グラスゴーの転機

 

 

f:id:bar-polaris:20170928042132j:image

 

空港に再び帰ってきたふたり。

 

とりあえず、
当日チケットの買える場所を訊ね
そこへ向かう。

 

離陸まであと2時間もないくらい。
少し焦る。

買うブースが少し混み合っていて

なかなか事情を聞いてもらえない。

 

15分くらい待っていると
声を掛けられたので説明する。

 

ちょっと待っててね
と受付の幅の大きめなお姉さんが
電話を掛けてくれる。

 

 

ローガンエアー
当日券

 

取れた。

 

良かった。良かった。


割とすんなりだったけど。
予算、早速狂ったけど。

 

ありがとうローガン。
ありがとうガムを噛んでる
頼もしいお姉さん。

 

そして荷物検査をして
ゲートに向かった。

 

アイラ研修一日目②

ドバイからケナクレイグ
…に行きたかったけど

 

 

 f:id:bar-polaris:20170927165010j:image

 

羽田・ドバイ間の
メニューやモニターには
日本語翻訳が多少付いていたのに

 

ドバイ・グラスゴー間では
完全にアラビア文字と英語のみ。
メニューはまぁなんとなく分かるが
吹替映画を気楽に観る予定だったのに!

 

ということで帰りの
ドバイ・グラスゴー間は寝よう
と話し合った。

 

そして

羽田・ドバイ間は完全に夜だったので
ほぼ何も見えなかったけど
ドバイ・グラスゴー間は
暫くずーっと砂漠が続いた。


これでは見えてるのも見えてないのも
変わらない気がした。

 

羽田・ドバイ間の
インド?辺りで
夜オレンジ色の灯りの集落があり
なんだか素敵だなと思った。

 

とりあえず、
無事グラスゴーに着く。

 

 

グラスゴーの悲劇

 

 

f:id:bar-polaris:20170927164947j:image

 

グラスゴーに着いて
ランディングカードを書きながら
長くて遅い列に並ぶ。

 

まぁ余裕だろうと思って待っていた。

 

アイラ島への

フェリーが出ている港である

ケナクレイグへの高速バスの時間は
到着から1時間半余裕を見ている。

 

高速バスターミナルである

ブキャナンも

バスの予約時では
空港から割とすぐのイメージだったので
絶対大丈夫と思っていた。

 

入国審査の係は5人ほど。
ダラダラ喋りながら
やっている係もいる。

 

審査が終わった頃には、
バスまであと20分になっていた。

 

因みに日本出発直前に調べたところ
ブキャナンへは地球の歩き方によると
空港・ターミナル間のバスがあるらしく


それに乗れば10~15分で着くとあり

 

どういうことだろう

 

とは思った。

 

審査後、荷物を受け取り
キャッシュを引き出して
ダッシュでタクシー乗り場に向かう。

 

空港の脇に並んでいた

おじいちゃんが運転するタクシーに
急いで乗り込む。

残り15分無い。

「バスの時間が2時なの!」

と伝えると

「多分大丈夫!」

と国道なのか高速なのかを
他の車と同様にかっ飛ばす。

 

ブキャナンの近くは
グラスゴーの市街地なのか
建物がでかい。

そして坂だらけ。

なかなかターミナルに着かない。

 

そして

14時になってしまった。

 

ドライバーのおじいちゃんは
申し訳なさそうに
静かになにか呟いてる。

 

チップは要らないと言われたけど
カードの通信がうまくいかず、
結局現金でキリのいい値段を
多めに置いていった。

 

そして

自分達でタクシーから荷物を降ろし
急いでバスターミナルの中へ走る。

 

すると

自分たちの番号のバスがまだいる!

期待を胸にバスに大きく手を振る。

運転手は少し迷惑そうな顔。
かなり大きなバスで
後ろにはたくさんの乗客。

 

何やら手で、受付に行けと
ジェスチャーされる。

 

これがそのままチケットになる、

(所謂eチケット)
とサイトに書いてあったはずだが。

 

「?」

となって、
チケットを広げながら
運転席の窓まで行くと

「No」
と言い、やはり受付を指す。

 

受付したら乗せてくれるのか
と思い
受付に並んでる間に


バスは行ってしまった。

 

受付の若いにいちゃんは
「あぁ、これ今行ったやつだね。
今日は…
これでケナクレイグ行きは終わりだ」

と言って
どうする?という顔でこちらを見る。

 

こちらも同じ気持ちだ。

 

仕方なく
インフォメーションのおじさんに
「ケナクレイグまで
他に行く方法ない?
もうフェリーは間に合わない?」

と聞いたら
暫く色々調べてくれて
「だめだ」

と渋めに首を振った。

 

キリスト教ではないが 

思わず

オーマイゴッドと言いたくなった。

アイラ研修一日目①

旅の行程担当のマエストロです。

旅のスケジュールと疲れで

なかなか更新できず

申し訳ありません。

 

初日のお話から。

 

 

羽田からドバイ

 

 

f:id:bar-polaris:20170925185757j:image

 

日替わり前の夜9時には羽田に着いた。

 

そして予定の0時半を少し遅れて離陸。

この時はなんの不安もなく


そうなんだ


という感じ。

 

そして、
ドバイ時間、朝の6:15
日本では11:15に
ドバイに到着。

 

つまり体感10時間半。長い。

 

そして行きで一番不安だった
ドバイ乗り換えが待ち構えていた。

 

ドバイに着くとまず、
いわゆる通路を連結させて空港に入る
わけではなく

 

そのまま
直接連結させてある割と急な階段を
降りていく。

 

そして下には
何やら看板を持った係(CA?)と
いくつかのバスが。

 

幾つか行先らしきアルファベット。
そこにグラスゴーの文字がないので
その看板の方ではないバスに乗り込む。

 

これで各々、行先のターミナルへ
移動させられるらしい。
そして
ターミナルの入口で降ろされた。

 


ドバイの乗り継ぎ

 

 

f:id:bar-polaris:20170925185933j:image

 

大量の人。

色んな人種。

看板、ほぼアラビア文字

 

かなりキツキツな乗り継ぎ
ということだけ調べて知っていたので
焦る。

 

とりあえず、
アラビア文字の下の英訳で
乗り継ぎと入国の二手に分かれてる
ということだけ理解し

コネクション

と書いてある方に食い込む。


入国審査は雑で、割とすぐ通れた。

 

ひとまず
急ぎ目にゲートへ向かいつつ
免税店もチラ見。

 

今考えると、
アイラのビジターセンターよりも
珍しいウイスキーの品揃えが
豊富かもしれない。

 

ゲートでは大勢の
グラスゴーへ向かう人々が待っていた。

ここまでは予定通り
着実に進んでいる。

蒸留所ごとの返信率

エストロです。

 

只今

地元の最寄りから羽田までの直行バスに

乗車したところです。

 

今回、

現地における予約は

航空券→宿→バス→蒸留所

の順で行いました。

 

蒸留所への予約は

電話だと通じ合えるか心配だったので

全てメールにて。

 

 f:id:bar-polaris:20170920195932j:image

↑こちらは記念すべき

最初の予約時のメール✉

スプリングバンクです。

 

↓返信率の良い順です↓

 

ブルイックラディ

 

メールかなり良好。6時間以内返信。

ツアー予約用の連絡先に送ると

向こうの個人携帯から帰ってくる。

「早く来ると、こういうのにも

参加できるよー」

とお誘いを受ける。

「バスの時間的に遅れるかも」と返すと

「それでも大丈夫!」

というリアクション。

 

✉キルホーマン

 

メールかなり良好。6時間以内返信。

向こうで夜の21時頃でも返信あり。

あっさり予約できた。

割と淡々とした文面。

 

スプリングバンク

 

メール良好。24時間以内返信。

スムーズに予約できた。

細かい説明付きの返信。

 

ラフロイグ

 

メールアドレスを明記していない。

色々なブログなどを粗探しして、ツアーの看板の画像で辛うじて見えたメールアドレスに連絡する。

何度か連絡するも返ってこない。

SNSをフォローしていたのでそこから送ってもかなり遅れてからの返信。

一番期待しているのもあって

私も焦りがありました。

 

ブナハーブン

 

ホームページに連絡フォームがあるのみで、メールアドレス無し。

フォームで何回か送ったものの返信無し。

 

アードベッグラガヴーリン、カリラは

モエヘネシーの方にお願いをして

予約を取って頂きました。

連絡してから2週間くらいで

予約完了のご連絡がありました。

 

ラフロイグボウモア

サントリーの方にお願いをして

取っていただきました。

こちらも2週間ほどです。

 

メインと考えているラフロイグ

希望のツアーが取れないとのことで

個人交渉しました。

 

ありがとうございます、

大変お世話になりましたm(__)m

 

ひとまず、

ブナハーブンはまだ日程が先なので

現地で連絡を取る予定です。

(↑結果旅行中に返信がありました)